2011/02/28

主将アンドレス。



アンドレス・イニエスタとキャプテンマーク。

まったく想像もつかないこのコラボがマジョルカ戦で実現。バルサの押しも押されぬキャプテンはカルラス・プジョルだけれど、その他にも副キャプテンが3人いて、ビクトル・バルデス、チャビ・エルナンデス、そしてイニエスタと続く。

4番手のイニエスタにその役が回ってくることは滅多にないけれど、なんとこのマジョルカ戦では主将たちがそろいも揃って3人とも負傷欠場。イニエスタに大役が回ってきたわけです。

スタンドから見ていてもかなり違和感があったけれど、バルサのカンテラ時代に主将経験があるからか責務を無難にこなしたイニエスタ。まあ、仕事はコイントスくらいだったけれど。




2011/02/25

太鼓のひと。

El del bombo(太鼓のひと)。

スペイン代表の試合、世界のどんなところにも、スタンドにはいつも大きな太鼓を抱えたその姿がある。

マノーロおじさん。

バレンシアにある彼のバルに久しぶりに行った。

例によって店内は各クラブのマフラーとユニフォームで溢れ、天井にはブブゼラもある。
カウンターの奥には、いつも通り威勢よくビールを売る彼の姿が。

店内での喫煙と、バルの外にあるテラスでの試合のTV放映が法律で禁止されることになり、彼は店を閉めることにしたらしい。

メスタージャとマノーロのバルは1セットだっただけに、バレンシアに行く楽しみがぐんと減りそうだ。


2011/02/23

サン・セバスティアンの夜。


サン・セバスティアンにいる。

なぜか、まだサン・セバスティアンにいる。

昨夜のレアル・ソシエダ対マジョルカの試合、アノエタは大嵐。
ピッチの上では、雨と風がまるで渦のようにぐるぐると巻いていて、いや、本当によく試合をやったなという感じだった。

そして翌日。他のライターたちの便は気持ちよく飛んだのに、なぜか、僕のバルセロナ行きの便だけキャンセル。

明日は頼むぞ。

2011/02/20

街角の男。


リスボンにいる。

なぜかは分からないけれど、この街には何らかの縁があって1年に3,4度は訪れている。

今回はシュトゥットガルト岡崎慎司のデビュー戦の取材。移籍を巡る予想外の国際問題が起こり、いろいろと揉めていたけれど、試合3時間前にFIFAからレターが届き無事に出場、試合後も安堵の表情でした。

ちなみに現在、リスボンの街角に溢れているのがこの男の顔。

銀行の広告なんだけど、これが見事に格好いい。クリスティアノ・ロナウドも他銀行の広告に出ているけれど、インパクトではやはりモウリーニョには勝てないな。


2011/02/14

リーガはまだある。



もしかして最後まで続いてしまうんじゃないかとも思われたバルサの連勝記録、それを止めたのはスポルティングだった。

自陣を固め、ひとりひとりがサボらずに走りまくる姿、昨季のCL準決勝のジョゼ・モウリーニョのインテルを思い出す。

翌日のメディアには「巨大なエアバスを自陣ペナルティエリア内に置いたスポルティング」なんて表現も。

結局のところ、現在のバルサを止めるにはこのようにするしかないんだろう。

翌日のマドリー系地元紙ASの一面は「リーガはまだあるぞ」でした。

2011/02/04

マジョルカ島にて。


半年ぶりにブログを書く。

最後の更新は8月、まだ2010〜2011シーズンも始まる前のこと。

その後、ブンデスリーガで香川真司が爆発し、バルサはマドリーに5−0で圧勝、ワールドカップはロシアとカタールの手に渡り、そして日本がアジアカップで優勝と、いや実に様々なことがありました。

たった六ヶ月間で、本当にいろんなことが変わるもの。これからの半年間も、予期せぬことがたくさん起こるはず。間をあけずに更新しなければ。



さて、マジョルカ島にいる。

12月末にマジョルカに合流して以来、レンタルか残留かで宙に浮いた状態にいた家長昭博の残留が決定。スペイン2部へレンタルだとか、あるいは他国リーグだとか、いろんな噂があっただけによかった。練習では仲の良いデ・グスマンとランニング。さっそくチームにも溶け込んでいるようで。



スペインでは、日本人選手の評判がこれまた悪い。
確かにこれまでリーガで活躍した日本人はいないのでそれも仕方ないけれど、家長選手には何とかそんな先入観を覆してもらいたいもの。

週末はパンプローナに出かけ、彼がデビュー(するであろう)試合を見ようと思う。






1月27日発売 Number (文藝春秋社)
*イニエスタ
*フィリッポ・インザーギは育成によって生み出せるのか
*Column スペインに押し寄せるカタールマネーの波